引っ越した

Warragulという街に引っ越してきた。前の家を引き払う時点では次の家が決まってなかったけど次の日にはなんとか新居を決めてその日から飛び込めた。

街の中心地は500mぐらいの道が二本通ってて、その通りの店がこの街のほぼすべてのお店、という状態の田舎街だから新居を探そうにも候補がほとんどないというのには驚いた。隣町は10kmぐらい離れてるしその隣は30km先だしってな具合。まあ一番近いスーパーまで車で一時間、みたいな本当に人里離れたアウトバックに行くのを覚悟してたから全然オッケー。メルボルンにもウィルソンズプロムにも二時間弱で行けるなんて最高だよ。というか二日目にして静かでいいなとか思い始めてるよ。

まあそんなこんなでこの広大なオーストラリアの田舎で奇跡的にも職場まで歩いて行ける距離の家を見つけて、シェアメイトはマジックザギャザリング大好きなオタクオージーと静かで物腰の柔らかい紳士的なスリランカ人で大当たりっぽい。オージーには日本のカレーがうけると聞いたのと自分でも食べたくなったから今日試しに作ってみたら本当に気に入ってくれたようでよかった。人と仲良くなるにはメシと趣味ですね。とても静かな家だしこの街じゃあやることもないので英語の勉強をするときが来たかな、といった感じ。同居人とももっと仲良くなりたいし。あとニワトリを庭で二羽飼ってて毎日卵が産出されてるのもウケる。フレッシュ!

新居の部屋には家具が一切なかったから今日はIKEAに行った。IKEAの家具はもう嫌なんだけど、結局すぐに安く手に入るのは結局IKEAなんだよな。そしてIKEAに一人で行くのは全然楽しくないね。作業。あー、あいつも来てればなー、なんてスチャダラパーのようなことを考えていた。一人なのでホティードーグもアイスクリンも食べなかった。ベッドはGumtreeで見つけた近所のお金持ちから格安で譲ってもらった。絵に描いたようなお金持ちの家でウケた。調度品とはこのことか、と思った。移民を助けてくれてありがとう。寝室に飾ってあった鶴の絵を見せてくれて「これは幸せを運ぶ日本の鳥なんでしょ?」と言われたので「イエース!」と答えておいた、知らんけど。鶴の恩返し?とにかくあの老夫婦に幸あれ。10年保証のマットレスとベッドフレームで70ドルはおかしい。さすがにそんなにこの国にいないと思いますよ…

前の家は家具がもともと全部あって、それはそれで便利なんだけどやっぱりどこか腑に落ちない感じが常にあって、やっぱり自分で一から部屋を作ると非常に落ち着く。完成した部屋に久しぶりに買っておいたサンタマリアノヴェッラのポプリを置いてみたらやっぱこれだな感がすごい。超良い香り超落ち着く。あとはここが日本と3時間ぐらいの距離だったら言うことないんだけどなー。誰か住まないかなー。ファームの時給は23ドルで家賃は光熱費込みで月560ドルという日本じゃありえないバランスなんだけどなー。とまあそんなことを考えてもしょうがない、というかシャワー浴びないと。

どんどんメシを作ってどんどん音楽を流してこの家もクソ最高オマンコハウス的な状態に持っていけたらいいな。