Everybody Loves The Sunshine / Roy Ayers

ジョンスリコンピ「wind」4曲目はRoy AyersのEverybody Loves The Sunshineですね。

 

僕がソウルミュージックを好きになるきっかけになった曲の一つです。ゆったりとしたリズム、意識を持っていかれるシンセの極上メロディー、繰り返される言葉が最高のチルを与えてくれます。多くのヒップホップアーティストにサンプリングされていて、カバーもよく聴くので聴いたことある人も多いのではないでしょうか。ブラックミュージック好きなら誰もが夏に聴くであろう超名曲ですね。やっぱりみんな太陽が好きなんですよ。セロトニンとかビタミンDの生成もあるみたいだし。天気の悪い地域は自殺率が高いって言うし。

最近ではストレイト・アウタ・コンプトンのオープニングが終わって最初のシーンでDr.Dreがこれを家で聴いてましたね。寝っ転がって目を閉じて、やることはみんな一緒ですね。

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Dr.Dreの頭の左側にある黄色いジャケットがこのアルバムが入っているレコードです。裏面ではレモンがRoy Ayersの顔の前をちょうど横切っているときの写真になっていて意味がわからなくて大変良いです。「Sunshine」と「Bees and things and flowers」なんで黄色繋がりってことですかね。明るくて良いですね。リイシュー盤ならディスクユニオンで500円くらいで買えます。CDも簡単に手に入ります。

Roy Ayersはヴィヴラフォン奏者です。ジャズをやってた頃はあんまりパッとしなかったんですが、ソウルに傾倒して歌も取り入れるようになってからは良い曲がたくさんあります。スピリチュアル鉄琴土着おじさんって感じです。

同じアルバムにThe Third Eyeという曲も入っていてそちらもかなり良いです。「ベイビー、空を見上げよう。第三の目を見つけるために歌うんだ」なんて言ってて、都心のビルに囲まれて空が見えないときでも空高くへ意識を飛ばせて超リラックスできます。雨の日とか超忙しい日にはまあ合わないですね。

アップテンポ三曲続きだったんで、リラックスもということで入れました。王道でも知らない人には知ってほしい。太陽は最高。奴さんは生命の源。カンカンサンサンご苦労なこってえ。

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こちらはRAMP(Roy Ayers Music Productions)バージョン。秋元康とAKBみたいな関係。結局このアルバム一枚しかリリースしなかったんですが、A Tribe Called QuestのBonita Applebumでサンプリングされている名曲Daylightなんかも入ってて素晴らしいアルバム。レアグルーヴの有名盤と呼ばれて久しいですが、それって矛盾してるよなと思います。

最後にEverybody Loves The Sunshineをサンプリングしている有名曲をどうぞ。

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