メルボルンにいます

半年以上も放置してしまった。僕のなんてことない日常が誰かの暇つぶしにでもなればいいなと思ってまた再開します。なぜなら僕も人のブログを読むのが好きなので。

まあなんやかんやありまして1月から今までずっとオーストラリアはメルボルン(というかヴィクトリア州)にいます。きっかけはいろいろありまして、一番大きかったのは愛犬の死なんですけど、それはまあおいおい気が向いたら書くとして、とりあえず先に来ていた友人のツテで到着日翌日からローカルのカフェで働けています。朝7時半から夕方4時ごろまで週5日。家も車もすぐ手に入れてなんら不自由ない生活してます。日本と比べたときの不自由さはあるけど日本にない自由も同じくらいあるなというところ。まあどこでもそうだよね。

とりあえず今日は朝起きてから肛門がなんか痛むなって思ってたんだけどケツを拭くときになって肛門付近になんか今までになかった感じのものを感じて「これを世間では痔と呼ぶのかな?」と思いながら1日過ごしてました。「そりゃそうだよウォシュレットねえもん」と開き直ってます。日本ではウォシュレットがないトイレではうんこを我慢するようなウォシュレット大好き人間が「ウォシュレット?んなもんあるわけねーだろ!」のオーストラリアにきたらそりゃ痔にぐらいなりますよ。ひどくなったらハチミツでも塗っときゃ治るかな?オーストラリアはマヌカハニーが有名です。とりあえず明日の朝起きたら良くなってることを祈ります。

久しぶりに更新したと思ったら肛門と痔の話で申し訳ないですね。今月は来月からのファームジョブに備えて、というか普通にちょっと貯金したいんでなるべく家にいようと思ってます、のでブログも更新できるかな、と。それではまた。

 

2016.12.14

朝7時に出勤。だいぶ山奥に向かった。サマーランドのさらに奥の方。日の出町という場所らしいが日の出なんて拝めないほど山の中でした。そこで一仕事終えて次は町田、というかほぼ淵野辺だったので懐かしかった。現場に着いて準備を終えて指示を待っていると中止との報。このまま帰るのは勿体無い、ということでNAGAHAMAチャンス!と思った。そう、それは相模原にあるNAGAHAMAというラーメン屋のことです。割と思い出の場所。店に入ると券売機の上のコンポからモンゴル800が流れていてなんとも言えないけれど少しつらい気持ちになりました。でも600円であのクオリティはとても良いと思った。博多で食べた本家の長浜ラーメンとは似ても似つかない代物なんだけど、本家より美味い。よほほ。というか本家はだからなに?という感じだった。

帰宅後に区役所の出張所に寄ってマイナンバー的なことをした。俺にもマイナンバーがあった。やさしい国ニッポン!区役所で担当してくれた人が足利出身ということで楽しいカンバセイションをした。古印最中や鳥常の鰻が大好きだというと「ディープですね」と言われた。足利はよいとこだよね。桐生より全然好きです。

そういえば昼ごろに不動産屋から1月9日退去ということでしたけど解約書の消印が12日ですので1月12日退去となりますが的な電話がかかってきたので口頭で8日に解約通知をしているだろう、そんな消印うんぬんなんてことは言われてませんけどね、とゴネると上に確認しますとのことで若干面倒臭いバイブを感じながら待っているとしばらくした後にまた電話がかかってきて9日で大丈夫です、と言われた。意外とあっさりで良かった。この5年弱で不動産屋が相当我が家というか俺を面倒臭がっているのがわかる。出て行くとかマジラッキー、やっとかよ、と思っていることだろう。出て行くなら大目に見ますよ、というところか。嫌いなのはお互い様である。そう簡単に誰からも搾取できると思うなよ、というのはこの5年で俺がその不動産屋に思うところだ。しかし自分の利益の為とはいえ人と戦うのは疲れる。この東京という街で人に優しくしていても結局損をするのは自分なのである。人は優しさにも慣れるし日本は不景気なのである。

その後は自由が丘にいらない服を売りに行った。思ったより高値で驚いた。服を売るなら自由が丘のブックオフはおすすめです。ほんで帰ってきて寒さに震えていたらもう日付が変わろうとしている。俺の部屋は地下だしエアコン壊れてるしでほんともう最近は寒くて参ってます。車乗ってるときと布団に入っているとき意外ずっと寒い。寒さに耐えることしかできない。あと最近は家にマルちゃんの焼きそばがあると外にいてもそのことばかり考えてしまいます。小さいころからずっと好き。あのソースの粉には脱法的なやばいやつが入ってる気がする。俺は最近になって紅しょうがが食べられるようになったから、今までの反動で牛丼屋でも焼きそばでもラーメンでも紅しょうがを割と多めに入れて食べてしまう。家で作る焼きそばに入れるというのは最近生平(なまだいら)さんがやってて目から鱗だった。灯台下暗しだった。やってみると案の定最高でした。

あと最近はみかんがやたらうまい。りんごブームが去ってみかんブームがやってきた。果物はみずみずしさがすごい。自然のものなのにあんなに美味いのはおかしい。ビガップ自然。ギブミー自然。

寒いからなのか夜が長いからなのか、最近はMoodymannとかMNDSGNとか割と暗いものをよく聞いている。それもまあ悪くないけど、やっぱり夏の方が好きだしその中で聴く明るい曲の方が好きだ。

眠くないし何かしたいけどもう寒くてたまらん。

Toeachizown / Dam-Funk

最近は一念発起して曲を作ろうと試行錯誤している。今日ようやくドラムマシンとオーディオインターフェイスが届いたのでこれからは更にひきこもる予定。金使わなくていいけど人と全然会話をしない。

どんな曲を作りたいのかって思ったときにやはり最初に頭に浮かぶのはそう、Dam-Funk。特にデビューアルバムToeachizownは永遠の憧れ。マスターピース

Daft PunkのGet Luckyの大ヒット以降アメリカではすっかり80sブギーファンク路線が流行になっていてMark RonsonのUptown Funk、Justin TimberlakeのCan't Stop The Feeling、Bruno Marsの24K Magicなんかが顕著。その辺も全然嫌いじゃないし現場で聴くとまあみんな楽しい感じになるしいいよねと思う。ブギーファンク大好きだし。でも音の数と音の圧がすげーとも思う。ファストフード感。

しかしこのDam-FunkのToeachzownが出た2009年はDrakeやT.I、Lady Gagaなんかがブイブイだったように世間はもっとゴリゴリでチャラチャラなEDM路線だったわけで、ブギーファンクなんてものは80年代初頭にちょっと流行ってその後はNew Jack Swingに取って代わられた過去の産物、西海岸のヒッピホッピの人たちがレペゼン西海岸で今も俺たちは好きだよ(サンプリングに使うよ)ぐらいのものだったと思う。

当時俺はダンスをやっていたわけで、とくにPoppin'というジャンルに傾倒していて、その流れでブギーファンクを聴いてたわけだけど、前述のような状況であったので聴いていたのは過去のもの。現代にはちょこっとマイナーなトークボクサーがいてその人たちの絶対に正規の流通ではないだろみたいな怪しいCDをウエッサイの服屋で買ったりしていた。しかし彼らはトークボクサーなのでそちらに力が入りすぎてて曲調や展開が単調だった。

そんな中突如として現れたのがそう、Dam-Funk。それはそれはおったまげた。


キックとスネア、もうこの2つの音の完成度がおかしい。追い打ちのシンセ。キラー。そうそう!こういうのを待ってたんだよ!!!とテンションが上がりまくったのが乗っていた東急バスが渋谷駅に着いた時のこと、と今でも覚えているぐらいの衝撃だった。このときはまさかこいつが今後のブギーファンクの流行を生み出すきっかけになるとは思わなんだ。Stones Throwもさすが。

世間ではfeat.MC Eihtのバージョンが有名ですが、俺はこっちの方が好き。なぜならこの時点で完璧だから。これ以上何も足せないし引けない。永遠にループして聴いていられる。

このアルバムは最高。Dam-Funkもこの後2枚アルバムを出してるけどやはりこれが今のところ一番。長いこと「トーチゾン」と読むと思っていたら本人は「ティーチゾウン」と発音していた気がする。他にもLet's Take Off (Far Away)、Mirrors、Love Is Here 2nite、I Wanna Thank You for (Steppin Into My Life)、10 Westなどなど名曲揃い。のちにこのアルバムの曲でSnoop Doggがラップを乗せたりSlaveのボーカルだったSteve Arringtonが歌を乗せたりする。それぐらいのやばさ。イエス。

 

Kashif

メルボルン旅行中に80年代ブギー界の重鎮、Kashifが死んだ。Kashif名義でのアルバムは一枚持っているだけだったけど、自分の超好きな曲が実は彼のプロデュースだったということがそこで判明。まんまとやられていた。Evelyn Champagne KingのI'm In LoveやLove Come Down、Howard JohnsonのSo Fine、Bobby MardisのKeep Onなど。死んだことによって改めて調べてあれこれわかるというのは実に残念なことだ。逆に生きているうちから超好きだったら悲しみも大きくなるかもしれない。でもこれからどんどんKashifのことをディグしていってじわじわと喪失を感じることだろう。

Bobby MardisのKeep Onは本当に本当に好きで、ヤフオクのアラートに登録してあるから出てきたレコードは全部俺が買い取ろうと思っている。ほんでメルボルンに行くちょっと前に二枚目を入手したのでオリジナル先生にあげようと思って持って行った。訃報を聴いたあとに何気なくそのレコードを見たらKashif Musicとクレジットしてあってびっくりした。メルボルンクラブ界のブチ上げクレイジーディスコおじさんEddieに「俺の秘密兵器」といわしめるAnthonyに会えるという日、現場についてまっすぐ彼のプレイ中のブースに入って行くと、いきなりBobby MardisのKeep Onが流れた。俺はブチ上がった。彼も追悼の意を込めて流したのだろう。Kashifが起こした奇跡だった。最高の瞬間だった。ありがとうKashif、お疲れ様Kashif。

孤児院で生まれ育ち、数々の素晴らしい楽曲を残し(彼はWhitney Houstonのデビュー作も作った)、晩年は孤児のサポートや後継の育成にも励んでいた彼の曲を今夜はずっと聴いていたい。

 

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2016.10.6

メルボルンに行って日記を書いていない間にもアクセスしてくれている人がいて不思議ですね。

メルボルンで過ごした10日間はここではとても書ききれないけど、とにかく「音楽とレコードが好きでよかった」に尽きるかな、と。とにかく愛に溢れた素晴らしい人々と街だった。

そんな勢いのままラジオを作った、というかHawthorne Radioをもろパクりしたわけだけど、こうして何かしらアウトプットする、作り上げるっていうのがそろそろ必要な気がしてる、のでやった。

soundcloud.com

 

針がM44-7なのでオーディオテクニカのATHシリーズみたいな低音強調型のイヤホンで聴くとめっちゃモコモコするんじゃないかってどうせ1人か2人ぐらいしか聴かないのに心配してる。さーて明日は何を作ろうかな。